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私達は食べたものからつくられる。日々、どんなものを食べれば良いのか、分子栄養学の観点から発信します!

赤ちゃんの腸は大人と大違い!免疫を得る為のシステム!?

赤ちゃんの腸について


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もうすぐ1番下の子も2歳になるのですが
この2年は特に早すぎて
生まれてからのことを思い出そうにも
難しいことが多いです。
私の記憶力の低下…😂


出産して育児をして
初めて体験することばかりで
驚きの連続でした。

それは赤ちゃんも同じ事。

赤ちゃんの腸と大人の腸の違い

赤ちゃんはお腹の中にいる時は
胎盤を通して栄養を取り込んでいますが
生まれるとその胎盤からは離れ
ミルクや母乳を口から飲んで
栄養を取り込むことになります。

出産と同時に
全く違った方法に急に変わるのです。

赤ちゃんはお腹の中では
胎盤から栄養を得ていたので
「消化」ということしていませんでした。

生まれてすぐも消化酵素による消化力は
不十分なので
赤ちゃんは
腸で高分子のものをそのまま取り込んで
(細胞内消化と言います。)
栄養を得ています。
ここが大人の腸と大きく違うところです。

離乳が進み腸が成長するにつれ
細胞内消化が減っていき
高分子のものを取り込まなくなります。

高分子のものを取り込む赤ちゃん

高分子のものを取り込むのって
どうなの?と
思われた方もいるかもしれません。

 

高分子のものを取り込むデメリット。

それはアレルギー反応を起こしやすいという点。
早い離乳食はアレルギー反応が起こりやすいので
ひどいアレルギー体質の赤ちゃんは
腸が発達してから離乳食を進めることが
合っている場合もあります。

早い離乳食で
アレルギーへの免疫を作る効果もあるようなので
その赤ちゃんに合った方法を
考えてあげる必要があります。

次に高分子のものを取り込むメリット。

それは免疫タンパク質を取り込める点。

生まれたての赤ちゃんは
免疫力が低いのですが
免疫タンパク質が含まれている
母乳(特に初乳に多い)を飲むことで
免疫を得ています。
その免疫タンパク質は高分子なので
大人のような消化吸収では取り込まれませんが
赤ちゃんは先程の細胞内消化をすることで
高分子の免疫タンパク質を取り込み
免疫を得ることができているのです。

母乳には免疫タンパク質が含まれる

「免疫を得ることができる。」
母乳育児をするメリットの一つが
ここにあります。
なので可能であれば母乳を与えたいところ。

次回は
赤ちゃんと栄養について。
栄養不足の赤ちゃんの子育ては大変💦
その理由をお伝えします!


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分子栄養学に基づいた、おすすめの食材などご紹介しています。
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