栄養ごはんで心も身体も元気に!

私達は食べたものからつくられる。日々、どんなものを食べれば良いのか、分子栄養学の観点から発信します!

眠らない赤ちゃん、栄養不足の可能性も。

子育てと睡眠

子育てをしている上で、お母さんを悩ませる一つが、
赤ちゃんが寝ないこと。

寝ても置いたら起きちゃったり、
やっと寝たと思っても長時間寝なかったりすると、
お母さんも休まる時間がありません。

私の長男も、敏感で抱っこで寝たと思いベットに寝かせると
起きてしまうので、よく抱っこ紐をしたまま家事をしていました。

そんな赤ちゃん、
実は鉄分不足やタンパク質不足の可能性もあります。
私の長男も乳児湿疹がひどく、寝ない子でした。
今思うとおそらく鉄分不足の影響だと思います。

そんな私自身も眠りが浅く、悪夢を見るときもありました。
ほんとに、幸せな育児をするには程遠いコンディション。
当時の私に栄養の知識があればと悔やまれます。

本当に子供にとってもママにとっても睡眠は大切。
3人子育てした経験から、声を大にしてお伝えしたいです。

以下の知識が、今まさに赤ちゃんを育児中のママ、
お子さんが寝ないのお悩みのママの為に
少しでも役に立てば幸いです。

メラトニンとは

質の良い睡眠には
メラトニンというホルモンが影響を与えます。

メラトニンの分泌は年齢が上がるにつれて下がってきます。
また、赤ちゃんは分泌が不安定なため、大人とは違った睡眠サイクルになります。
高齢になるとメラトニンの分泌が下がるのですが、
高齢な方が朝早く目覚めるのはその為です。

不調な子供は眠りにトラブルが多いと言われています。
そこにも栄養が関係しているのですね。

メラトニンの作られ方

脳の神経伝達には栄養が関与していて、
メラトニンが作られるのも同じことなのです。

メラトニンの大もとはタンパク質
タンパク質を胃酸で消化し、
ビタミンB 群マグネシウムによって代謝されて
メラトニンが作られてきて、人はぐっすりと眠れるようになるのです。


メラトニンのもともタンパク質

メラトニンを作るタンパク質はトリプトファンと言われるアミノ酸になるのですが、
基本的には動物性タンパク質に多く、
その他にはバナナ、卵、乳製品などに含まれます。

このように、良い眠りに影響を与えるメラトニンを作るには
動物性タンパク質が必要なのです。


メラトニンの作られ方のまとめ

まとめると、
以下のような流れでメラトニンが生成されます。

タンパク質(トリプトファン
(肉類、魚類、レバー、大豆、卵、乳製品、バナナなどに多く含まれる)

鉄分、ビタミンB群により代謝

セロトニン(幸せと感じるホルモン)

マグネシウム、ビタミンB郡により代謝

メラトニン

上記の流れからも分かるように、
タンパク質だけではなく、鉄やビタミンB群、マグネシウムも必要になってきます。

色々なところで必要となってくる、鉄やマグネシウムなどのミネラル。
現代人に不足しがちな栄養素なので、
しっかりと意識をして補っていく必要があります。


質の良い眠りが成長に不可欠

質の良い眠りが、骨の成長、体の成長に繋がるので、
しっかりとした睡眠はママの育児の負担を和らげるだけではなく、
お子様自身の成長にとっても、とても大切です。


ママの作る栄養ごはんから、子供達の良い成長をサポートしたいですね。